林修先生が“旬の食材”を入口に日本の農業の“いま”をプレゼンテーション！
今回は、「静岡茶」を紹介します。

【放送内容】
静岡県・掛川市。掛川市では、美味しいお茶を育てるために行っている、150年以上続く伝統農法があります。それは「茶草場農法」です。乾燥させたススキなどを茶園の土に肥料として加える農法で、これによって、肥沃（ひよく）な土となり、さらに寒さに弱い茶の木の根を温めることができ、良質なお茶ができあがります。また、掛川は非常にお茶作りに適した環境で、茶園の周りにあるススキなどの生えた茶草場を利用することで、さらにお茶の品質を高めることができるのです。そんな茶草場農法は、里山の環境を保つことにも寄与していると評価され、世界農業遺産に認定されました。掛川市のお茶は一般的な物に比べカテキンが豊富で、渋みが強いのが特徴です。そのため、通常の煎茶よりも2倍以上長く蒸すことで渋みを抑えます。こうした製法から「深蒸し煎茶」と呼ばれています。

【放送日時】
フジテレビ（関東ローカル）：2022年6月20日（月） 21：54～22：00
関西テレビ（関西ローカル）：2022年6月22日（水） 21：54～22：00
BSフジ（全国放送）：2022年6月29日（水）22：55～23：00

【番組HP】※過去番組映像も見られます
https://www.fujitv.co.jp/shikisai_kitchen/index.html